大阪府の門野さんから、珍しい花を送っていただいた。ピンポンノキである。メールには、「高槻ショウブ苑へ出向きました所、あまり立派ではありませんが「洋蘭の館」なる温室で..出会いました。可愛い花が一杯咲いていて見事でした。写真を沢山写しましたが、現物の感じがどうしても出なくて残念です。」と書いておられるが、この花は滅多に撮れない。 高槻ショウブ苑の名標板にはベンガルボダイジュとあったそうで、私も当初このままでご紹介していましたが、植物が専門の山東さんから、これはピンポンノキで、イチジク属では花嚢しかできませんよと注意していただいた。全くその通りである。ピンポンノキという不思議な名前は、卓球のピンポンではなく、中国名の頻姿(ピンポー)に由来するとのことである。 学名はSterculia nobilisで、アオギリ科ピンポンノキ属である。中国南部原産といわれる。 |