オトコヨウゾメ (2000.5、2005.10.24、梅本さん、2008.5.19(京都峰定寺))
 Viburnum phlebotrichum


 オトコヨウゾメの花が梅本さんから届いた。不思議な名前で、一度花を撮したいと 前から思っていた木である。
 以下は梅本さんの解説です。
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和名 : オトコヨウゾメ
学名 : Viburnum phlebotrichum
科名 : スイカズラ科ガマズミ属
分布 : 本州(中南部)、四国、九州

本種は、Viburnum属のひとつで、日当たりの良い山地や、 丘陵地などに自生する落葉低木です。花、実ともに、愛らしい印象を持ち易い潅木です。 故に、茶庭にも適します。

画像の様に、枝先に散房花序を展開し、果実は9〜10月頃に熟す。 其の赤く熟して、垂れ下がる楕円形の果実は、とても優雅です。

樹皮は、帯灰褐色で、樹高は2mくらいに成ります。樹形全体を通じた印象は、 さっぱりとした簡素な姿を呈します。云いかえれば、品位がある・・・ と申しましょうか^^。
画像は、ボタン祭りの際に、上野公園にて撮影したものです。
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 梅本さんから、秋の真っ赤な実の写真が届いた。皇居東御苑で撮影された由である。少し経つと紅葉が美しい(2005_10.24)。
 オトコヨウゾメは不思議な名前だが、「ヨウゾメ」はガマズミの方言である。ガマズミよりオトコヨウゾメの方が見た目が優雅であるのに、なぜ本種に「オトコ」が付くのかはよく解らない。
 なお、最下段の4枚は、京都峰定寺で撮したオトコヨウゾメである(2008.5)。

5月の花




10月の赤い実



京都峰定寺のオトコヨウゾメ(2008.5.19)


 花


 葉


 木。写真の木はオトコヨウゾメとしてはとても大きい方である。


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