神代植物園でネムノキに似たベニゴウカンを見たが、今回のものは「オオベニゴウカン」である。単にベニゴウカンの大型かと思ったが、花も葉も随分と異なる。花は大型の毬のような形で、直径は5-10cmになる。蕾を見て分かるように、中心に花が球状に集まり、長い雄しべが毬を形作る。色は赤紫色であるが白いものもある。葉は対生で偶数羽状複葉であるが、複雑な付き方をしている。花期は日本では12月頃から冬を越して5月頃まで続く。 外来種で、日本でも栽培できる。学名はCalliandra haematocephalaで、マメ科ベニゴウカン属の熱帯性常緑低木である。原産地は、ボリビア、ペルー、ブラジルである。 |