オオバギ−大葉木 (2003.10.20、中島Moeさん)
 Macaranga tanarius


 これからは、沖縄の木々の花をご紹介できるようになりました。
 沖縄の魅力に惹かれて転居された女性写真家の中島Moeさんが、色々な沖縄の木の写真を送って下さることになったからです。私も石垣島を訪ねて、南西諸島の沖縄の植物の豊かさに夢中になってしまいましたが、そう度々行く機会はないので、このようにして沖縄の木々の花をご紹介できるのは、本当に嬉しいことです。
 最初に送っていただいたのは「オオバギ」である。葉が大きいからオオバギ。単純で気持ちの良い命名だ。本州では見ることがない木である。葉は中央から葉柄が出ており、まるで蓮の葉のようで、一度見たら忘れることはないであろう。中島さんも、お便りに「葉が造形的で、気に入っています。」と書いておられる。海岸や石灰岩地に一面に茂るのが見られ、大きいものは5m以上になる。雌雄異株で、花は3−5月に咲く。来年の花の季節には、その写真を届けて下さるとのことである。
 学名はMacaranga tanariusで、トウダイグサ科オオバギ属である。沖縄南部で撮影。
 なお、中島Moeさんはボランティア活動も活発にやって居られる方で、次のアドレスに沖縄と日々の活動を紹介するホームページをもっておられます。アドレスをクリックして頂ければ、飛ぶことが出来ます。
 http://homepage3.nifty.com/moenakajima/  


手前にオオバギの花が見える


右の木は、葉が似ているがリュウキュウアカメガシワで、オオバギとは異なる。


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