オニグルミ−鬼胡桃 (2001.4.25、2004.5.27(岡田さん)、2009.11.8(よしゆきさん))
 Juglans mandshurica var. sieboldiana


 京大農学部植物園でオニグルミを見つけたが、残念ながら高くて花を写すことが出来なかった。一応10倍ズームで写したものの、花が咲いていることが分かるだけである。ふと下を見ると、有り難いことに強風に吹かれたのか、長い雄花が一本落ちていた。長さは20cm以上あり、まだ雄しべがよく見える。
 オニグルミは川沿いに良く生えている落葉高木である。葉は大型で奇数羽状複葉である。雌雄同株で、雄花は写真のように下垂するが、雌花は本年枝の先に上に向かって伸びる。花柱の深紅が美しいので、撮りたかったが近づくことが出来なかった。
 学名はJuglans mandshurica var. sieboldianaで、クルミ科クルミ属である。
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 信州で岡田農園を経営しておられる岡田さんが、あの赤い雌花の写真を送って下さった。雄花と雌花が同居している様子がよく分かる。それにしても見事な雌花である。岡田さんは、北信州の道草図鑑という、写真の美しいホームページを開いておられます。
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 オニグルミの成熟した実と冬芽の写真をよしゆきさんから頂いた(2009.11.8)。オニグルミの実は外皮を腐らせた後、種子を金槌などで割って中身を取りだし、食用にする。手間のかかる仕事だが、結構美味しい。森の動物たちは強い歯で上手に割って食べるようだ。

上段の2枚は、岡田さんから送って頂いた、オニグルミの雌花の写真



4月、オニグルミの花(京大農学部植物園)


雄花の近接写真



5月、オニグルミの葉



5月、オニグルミの実(豊中の都市緑化植物園)


8月のオニグルミの実(2009.8.2、よしゆきさん)


11月、成熟したオニグルミの実(2009.11.8、よしゆきさん)


オニグルミの冬芽(2009.10.10、よしゆきさん)



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