オガサワラクチナシ−小笠原梔 (2005.5.5、玉田さん)
 Gardenia boninensis


 玉田さんの、小笠原からの写真である。「オガサワラクチナシ」。メールの一部を引用しよう。
 「きれいな花が咲いていましたのでもう一枚送ります。固有種ですが、内地のクチナシのように良い香りします。花は内地よりやや小さめでしょうか。前にも言ったかも知れませんが、小笠原の花は白が圧倒的に多いです。これは訪花昆虫が、主に蛾の仲間であることに関係していると考えられているようです。」
 そう言われれば、これまで送ってもらった花は皆、白かった。クチナシの実は濃い橙赤色になって綺麗であるが、小笠原のものは色が薄い。常緑低木で、4-5月に枝先に白い花を付ける。葉は、クチナシよりもやや厚そうである。
   学名はGardenia boninensisで、アカネ科クチナシ属である。小笠原の固有種で、絶滅危惧U類に入っている。




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