ムニンゴシュユ (2006.4.6、玉田さん)
 Evodia nishimurae


 玉田さんは結局小笠原を離れたが、その後も、小笠原で撮った写真を整理して送ってくれる。嬉しいことである。今回はムニンゴシュユである。小笠原にある多くの植物と同じく、ムニンゴシュユもレッドリストではIA(CR)[ごく近い将来に絶滅する危険性が極めて高い種]にあたる絶滅危惧種に指定されている。
 現地では「アワダン」とも呼ばれるこの木は、春から夏にかけて白い小さな花を付け、秋には果実を与えるミカン科の木である。常緑で雌雄異株で、葉は、肉厚であるが、ミカンと言うよりトベラなどに似た感じがする。
 学名はEvodia nishimuraeで、ミカン科ゴシュユ属である。学名や属分類に関しては、幾つかの説があるようだ。





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