梅本さんからの写真です。紅葉の花と言っても色々の形のあることが解ります。サクラと言ってもウワミズザクラのような花もありますが、オガラバナはそのウワミズザクラに似て、穂状の花を付けます。ホザキカエデと言われる所以です。以下は、梅本さんによる解説です。 ***************************************************************** 和名 : オガラバナ 学名 : Acer ukurunduense 科名 : カエデ科カエデ属 分布 : 北海道、本州中部以北、四国、千島など オガラバナは、ホザキカエデの別名を持ちますが、之は画像の様に 花序が10cm位の穂状(総状花序)に、直立してつく所から来ています。 漢字では、「麻幹花」と書き、 之は材がオガラ(麻の幹の意)の様に柔らかい所より来ています。 山地から亜高山帯に自生しますが、之を撮影した群馬県の本白根山周辺でも、 結構標高の高い場所に生えていました。成長も早く、 樹高は3〜8m程に成ります。本種に始めて出会ったのも、やはり群馬県でした。 少し変った印象を持つカエデだな・・・と思った事を思い出します。 ***************************************************************** 八幡平の湿原を歩いて、オガラバナの翼果を見つけました。(2002.8.17) 栂池自然園でオガラバナの両性花と雄花を見ました。(2004.7.1) オガラバナは6-8月が花期で、総状花序を穂のように付ける。両性花と雄花だけ の花が混在する性質があり、雄性同株と呼ばれる。雄しべは8本、花弁は5枚である。 ***************************************************************** 電脳中年Aさんから、とてもよく解るオガラバナの写真が届きました。6月26日に美ヶ原高原で写されたと言うことです。 「電脳中年Aのプライベートな居所」というホームページには空・海・港・花・山など沢山の綺麗な写真があります。(2005.6.26) |