セイヨウアカミニワトコ (2005.4.23)
 Sambucus racemosa


 市大植物園の中の花木園から落葉樹見本園に移る途中の灌木園にニワトコがあるのが気になっていた。普通のニワトコと殆ど区別が付かないが、「セイヨウアカミニワトコ」とある。さらに、「日本のニワトコに近いが、花序は密で、下部の分岐は普通反り返る」とあった。確かに花序の分岐が上方でなく水平に出ているようではある。
 英名を、Red Elderberryといい、秋の赤い実を煮て食用にすることがあるが、生薬でもあるので、注意が必要である。花や葉はハーブティーのようにして飲用される。
 学名はSambucus racemosaで、スイカズラ科ニワトコ属である。ヨーロッパ、コーカサス地方に広く分布する落葉低木である。






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