「ハリエンジュ」が本名だが、「ニセアカシア」と俗に呼ばれているのは、かわいそうだ。明治初期に渡来した豆科の喬木で、速く大きくなる。5ー6月に長さ10−15cmの花序をたらし、良いにおいの白い花を付ける。甘い芳香は、夜間や遠くからでも木の存在を感じさせる。
東京大学の駒場にはたくさん植えられている。街路樹としても使われている。
京都大学では、旧教養部のキャンパスの南東の端に数本集まっている。
北部キャンパスの農学部の建物の北西角にあるものは「モモイロハリエンジュ」
と呼ばれるもので、薄いピンクが美しい。また、体育館の横には濃いピンクのものがある。 学名はRobinia pseudo-acaciaで、マメ科ハリエンジュ属である。pseudo-acaciaの名前が災いしてニセーアカシアと呼ばれるようになった。 |