豊中の住宅街を歩いていて、玄関脇に一杯白い花を付けた木を見つけた。よく見ると、白に混じって濃い紫や薄紫の花もある。辺り一面が甘い芳香に包まれていた。「ニオイバンマツリ」である。 明治末期に渡来した木で、5-6月に4cm程の、香りの良い花を多数付ける。最初は紫色であるが、2日ほどの間に次第に白くなる。 学名はBrunfelsia latifoliaで、ナス科バンマツリ属である。 ******************************************************* 東京の八重野さんからは次のようなお便りと共に、綺麗な写真を送って頂きました。 「昨日(7月4日)、開港150周年を迎えた伊豆の下田へ仕事で参りましたが、「日米和親条約附録下田条約」の交渉と締結が行われた了仙寺(りょうせんじ)の庭は、ニオイバンマツリでいっぱいでした。()つきでアメリカジャスミンと説明されており、約1000株植えられているとのことです。5月14日〜31日まで「香りの花まつり」が開かれたそうですが、まだまだ花も咲き、匂いもぷんぷんさせていました。(2004.7.4) |