農学部植物園の入り口付近に、夏の間ずっと咲いている白い小さな花がある。ただ、いつも風になびいていて写しにくい。 花の大きさは10mm程度であるが、無数に咲いている。遠くから見ると、まるで雪が積もったように見える。これが名前の由来であるらしい。と言っても、日本には自生せず、中国西部からチベットにかけて分布する。6月始めから9月一杯まで、白い花が次々と咲いて涼しげに風に揺れる。そのうちあちこちの庭で見られるようになるのではなかろうか。 学名はPolygonum aubertiiで、タデ科である。 江戸時代にはすでに日本に渡来していた。 |