よしゆきさんから、秋のナツハゼの綺麗な実の写真を頂いた。ツツジ科の木の実は、赤い実、青い実、紫の実、黒い実と色とりどりである。ブルーベリーのようにジャムなどにして美味しい実も多い。ナツハゼは、1cm近い黒褐色の液果を付ける。酸味が強いが食べることもできる。 ナツハゼの名の通り、日当たりの良いところでは夏でも既に紅葉が見られるが、やはり秋の紅葉が綺麗である。ハゼの木と同様に鮮やかな11月の紅葉を、京都府立植物園の生態園で写した。 よしゆきさんからは、冬芽の写真も送っていただいた。ケヤキなどに似て互生した葉芽が見えている。こうして冬を越した葉芽は4月には葉を広げ、5−6月には花芽も育って、鮮やかな釣鐘状の花を付ける。 学名はVaccinium oldhamiiで、ツツジ科スノキ属の落葉低木である。日本全土の山地で見られる。 |