ナツグミ−夏茱萸 (2001.4.29、2008.6(櫻井さん))
 Elaeagnus multiflora form. orbiculata


 4月中旬にまだ蕾であったナツグミが、4月末には早くも終わりに近づいていた。白かった花がだいぶ黄色になり、落花が始まっている。苦労して白い花を探した。
 花は4−5月に咲き、実は6月には赤く熟す。もちろん食べることが出来る。小学校の頃に近くの植木屋に植えてあったグミの実をこっそりつまんだのを思い出す。いま食べると随分酸っぱいが、当時は甘いお菓子もなく結構おいしいと思って食べていた。
 写真には、葉の斑点と密生した白い鱗片が写っていて、グミ属の特徴がよく分かる。2-4mに育つ落葉小高木である。
 学名はElaeagnus multiflora form. orbiculataで、グミ科グミ属である.
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 櫻井さんから、八王子の公園で撮られたナツグミの実の写真を送っていただいた。「この時期は殆どの実に虫がつき、満足なものを見つけるのが難しく、いずれも虫になめられて変形したものになっています。....ナツグミは長さ、直径ともダイオウグミの2分の1程度(1cmと0.6cm)でした。」とお便りにあった。



4月中旬の蕾


5月のナツグミの実(櫻井さん撮影、八王子)


6月のナツグミの実(櫻井さん撮影、八王子)


手前は古い幹、後ろは新しい幹。               葉の裏の白い鱗片がよく見える。


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