ナラガシワ−楢槲 (1999.4.25)
 Quercus aliena


 10-15mになる落葉高木である。4−5月新しい枝の下に雄花を長く垂らす。雌花は上部の葉腋につく。秋には、2cmくらいのドングリを付ける。葉はミズナラに似ているが、2cm程の葉柄があり(ミズナラには葉柄がない)、10−25cmの大きさになる。コナラは葉柄があるが、ナラガシワの方が葉が大きく、葉脈が10本以上あるので区別できる。また、よく似たアオナラガシワとは、裏面に星状毛(下から2段目の写真)があることで区別できる。
 学名はQuercus alienaで、ブナ科コナラ属の落葉高木である。本州以南、東南アジアに広く分布する。

春4月、つぼみが膨らんできた


長く垂れ下がって雄花が開花




葉腋には雌花が付いている


6月には雌花が幼果に成長する


葉の表裏



樹皮。木によって印象が変わる


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