ムラサキシキブ/コムラサキ (1998.6.27, 1999.6.10)
 Callicarpa japonica


 昨年の冬に実を見つけておいた、ムラサキシキブの花を見に出かけた。
 japonicaの学名が付く木の一つ、ムラサキシキブは可憐な花の紫と、冬の実の紫が印象的である。高さ2ー3mの灌木で野生するが、庭木としてもよく植えられている。 対生した葉は、先が長く尖っているのが特徴である。
 よく似たものにコムラサキがあるが、ほとんど区別が付かない。京大農学部の 中庭に植わっているものが、コムラサキのようである。
 可憐な花は、4個の雄しべと長い花柱からなる。秋・冬には 3ー4mmの紫の丸い実が固まって付き、風情がある。学名の中のCallicarpaは 「美しい果実」という意味である。木の幹は細いが、真っ直ぐで強度があるので、 杖や柄としてよく用いられる。
 学名はCallicarpa japonicaで、クマツヅラ科ムラサキシキブ属である。


コムラサキ


コムラサキ


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