梅本さんは神代植物園でよく観察会をされる。そのとき写された写真です。
解説も梅本さんです。 ***************************************************************** 中国名 : 深山含笑花 学名 : Michelia maudiae 科名 : モクレン科オガタマノキ科 分布 : 中国湖南省南部、福建、広東北部 本種は、Magnolia属ではなく、Michelia属の仲間です。 前者のマグノリア属には、「コブシ」、「ハクモクレン」、「ホオノキ」等が挙げら れますが、後者のミケリア属には、常緑の「オガタマノキ」、「カラタネオガタマ」などが挙げられます。 尚、手持ちの資料で調べても、本種は載っておりませんでした。故に中国名を其のま ま記させて頂きます。葉の形状は、広倒卵形で常緑です。葉表は、深緑色でやや照りが あり、葉裏は画像の様に、緑白色を呈して鮮やかです。 此の大輪の花は、寧ろ「コブシ」や「ハクモクレン」に似ています。花被片は9枚 で、花の中央で、槍の様に突出したものが「雌しべ」。其の周囲を囲む、髭のようなものが「雄しべ」ですね。芳香は、淡い上品な香りです。 本種は、都内の神代植物公園・緑の相談所の奥に生えておりますので、お近くの方 は、他にも見事な木々の花達が見られますから、是非足を運ばれてはと存じます ^_^) ******************************************************************* |