50年ぶりに長居競馬場ならぬ長居植物公園を訪ねた。昔の競馬場跡地には立派な体育施設と広い植物公園があり、心地よく整備されている。一部の場所は、立ち退きで話題になったホームレスの人々の群落?になっていた。植物園内には50種類の樹木名を当てるアドベンチャールートがあり参加することにした。落葉した時期なので(これは言い訳)、残念ながら80点しかとれなかった。 写すべき木々はあまりなかったが、ミツバマツが目に付いた。松葉というとお箸のように2本の葉が対になっていると思いがちだが、それはよく見るアカマツ・クロマツなどの特徴に過ぎない。五葉のマツが五本組の葉であることは知っているが、3本組があることを知らない人も多い。リギダマツといわれるこのマツは、3本一組であるので、ミツバマツとも言われる。北米東岸のニューハンプシャー当たりからバージニア、ケンタッキーにかけて広く分布している。もちろん寒さに強く、日本でも最近は公園樹として植えられるようになった。 学名はPinus Rigida Mill.で、マツ科マツ属の常緑高木である。北アメリカ大西洋岸に分布する。 |