「猫にマタタビ」という、あのマタタビである。以前にアメリカから来た留学生が
マタタビを持ってきていて、猫にやったが目もくれない。
「日本の猫はアメリカのマタタビを食べないのだろうか」と悲しそうに言っていたのを
思い出す。 山地に生える落葉の蔓生の木で、6−7月に雄花、雌花、あるいは両性花を付ける。 2cm程のかなり大きな花である。花の咲く頃に 写真のように枝先の葉が白くなるのが見られる。 3cm程の細長い果実となり、秋には黄色に熟す。 加藤さんは次のような便りを付けて下さいました。 ***************************************************************** 7月下旬に調査地の軽井沢で撮りました、マタタビの写真をお送りいたします。 マタタビの名前については ■アイヌ語のマタタンブに由来 ■旅人が実を食べ元気回復して、また旅(マタタビ)をするという説 の2説が有力ですが、おもしろい後者を信じたいですね。 マタタビは実のほうが有名ですが、花もなかなかきれいです。 ******************************************************************* 学名はActinidia polygamaで、マタタビ科マタタビ属である。 |