テウチグルミ−手打胡桃 (2002.6.23、2004.5.27(岡田さん))
 Juglans regia var. orientis


 娘と須坂をサイクリングしたとき、小布施の街で見かけた木である。直径4cmほどの青い実を一杯に付けていた。初めて見たので、近くの店で聞いたところ「胡桃」と教えてくれた。ノグルミやサワグルミは葉の形が全く違うので、驚いたが、4-5月に咲く花は、ノグルミなどと同じく、穂状と言うことであった。
 6月には実はまだ青いが、10月になると熟して、中身を食べることが出来る。この実の内側に核があり、胡桃割り人形でよく知られるように、この核を割って中身を食べる。胡桃餅などにもよく使われるので、別名を「カシグルミ」ともいう。
 学名はJuglans regia var. orientisで、クルミ科クルミ属である。中国原産。長野や東北地方で、クルミを採るためによく植えられている。
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 信州で農園を経営しておられる岡田さんからテウチグルミの花の写真を送って頂いた。 長い雄花と、小さな雌花が見える。岡田さんは、北信州の道草図鑑という、とても素敵なホームページを開いておられます。

岡田さんが撮影された、テウチグルミの花の写真。長く垂れたのが雄花で、小さく子房の目立つのが雌花






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