クロマメノキ−黒豆の木 (2000.7(梅本さん)、2008.7,2009.8(橋口さん))


 梅本さんが、7月に白根山で撮られた、「クロマメノキ」の写真を送って下さった。 解説はいつものように梅本さんです。
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和名 : クロマメノキ
学名 : Vaccinium uliginosum
科名 : ツツジ科スノキ属
分布 : 北海道、本州(中部地方以北)

亜高山帯の砂礫地に自生する本種は、「黒豆の木」と呼ぶだけあって、 其の果実は「藍黒色」に熟します。この果実が、あの「ブルーベリー」の 仲間であり大変美味しいのですが白根では採取が禁止となっております。

浅間山などでは、本種の実でジャムを作るところから、「アサマブドウ」、 「アサマベリー」と呼ばれ、 私がこれを撮影した白根山では、「シラネブドウ」とも呼ばれます。

花期は6、7月頃で、画像の様に愛らしい壷型の花冠(5mm程度)をつけます。 揺すれば、鈴の音でも聞こえてきそうな形です。 葉は、「ミヤマモンキチョウ」(群馬県・長野県指定特別天然記念物)の食草 とされています。
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 最下段の写真は、橋口さんが蓮華岳の稜線で写されたクロマメノキの花である。清楚でとても美しい。(2008.7) さらにクロマメノキの実の写真を送っていただいた。(2009.8)



蓮華岳稜線に咲くクロマメノキ(2008.7、橋口さん撮影)


横通岳付近で写したクロマメノキの実(2009.8、橋口さん撮影)


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