ネズコ、クロベ−黒檜 (2002.1.10)
　Thuja standishii

　アスナロが白檜と呼ばれるのに対して、黒檜(クロベ)とも呼ばれる。材の色を指すのか、葉の色がアスナロよりも暗緑色であることを指すのか、定かでない。葉の裏の気孔帯の色も、アスナロに比べると白味が少ない。３０ｍ程に成長する常緑高木で、日本特産種、「木曽の五木」に数えられる。
　雌雄同株で３−４月に花を付ける。雄花は円柱形で葉の先端に付き、雌花は球形である。球果は1cm程の卵円形で上向きに付き、秋に熟して開裂する。
　学名はThuja standishiiでヒノキ科クロベ属である。

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