クロバイ (2001.4.29、浅倉さん、和家さん)
 Symplocos prunifolia


 ハイノキ科の木の花は、いずれも雄しべが長くてよく目立つのが特徴です。クロキ、 サワフタギ等をすでにご紹介していますが、昨日、クロバイの花が届きました。
 和田さんが写真を添えて花の名前を尋ねてこられたその日に、その花の写真が浅倉さんから届くという偶然にびっくりしました。
 写真のように、樹皮が灰黒色の常緑高木で、4−5月に白い総状花序を出します。花の大きさは5-10mmで、一つの花序に20個程度付き、ウワミズザクラに似ています。近づくと良い香りがしています。7mmほどの果実ができ、秋には黒く熟します。葉は7-8cmでやや分厚く波状の浅い鋸歯があります。
 学名はSymplocos prunifolia。ハイノキ科ハイノキ属で、学名のprunifoliaは、葉がスモモに似ているという意味です。

浅倉さんが東山植物園で撮られた写真




和田さんが添付して下さった写真


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