ハイノキ科の木の花は、いずれも雄しべが長くてよく目立つのが特徴です。クロキ、
サワフタギ等をすでにご紹介していますが、昨日、クロバイの花が届きました。 和田さんが写真を添えて花の名前を尋ねてこられたその日に、その花の写真が浅倉さんから届くという偶然にびっくりしました。 写真のように、樹皮が灰黒色の常緑高木で、4−5月に白い総状花序を出します。花の大きさは5-10mmで、一つの花序に20個程度付き、ウワミズザクラに似ています。近づくと良い香りがしています。7mmほどの果実ができ、秋には黒く熟します。葉は7-8cmでやや分厚く波状の浅い鋸歯があります。 学名はSymplocos prunifolia。ハイノキ科ハイノキ属で、学名のprunifoliaは、葉がスモモに似ているという意味です。 |