今年は、東京の長島さんから「幸福の木、開花」の情報と写真が届いた。どれも素晴らしい写真で、花の開き方の時系列も解る。この木は、長島さんの妹さんが4年前に新築祝いにもらわれたもので、ずっと室内で育てていると言うことである。葉も綺麗で木の活力も十分という感じである。 前回、坂爪君宅で咲いた木は、時期が12月で、しかも花は花枝を上方に伸ばして咲いていたが、今回送っていただいたものは、花が下方に下垂して咲いている。少し種類が異なるのかも知れない。ただし、葉や花の色・形は全く同じである。坂爪君宅の木はその後も元気に育っていると聞いているので、アオノリュウゼツランのように花が咲いたら枯れるという事はなさそうである。 花は夜に咲き、強い百合のような芳香があるとのことである。また集合花はそのうちの複数個が同時に咲き、一日で枯れる。写真の1、2枚目を見ていただくとよく解る。これを繰り返してやがて総ての花が枯死する(5枚目)が、最盛期には全体が満開になっているように見える(4枚目)。下段の3枚も時系列で並べてある。 今回は特にマクロで大きな写真を撮っていただいたので、花の構造がよく解る。花弁は6枚、雄蘂も6個で、1本の雌蘂が長く突き出ている。 学名はDracaena fragrans cv. Massangeanaで、リュウゼツラン科ドラセナ属で、熱帯アフリカの原産。和名を縞千年木、英名をCorn stalk plantという。 |