コクサギ−小臭木 (2000.3.28、2004.4.15)
 Orixa japonica


 枝や葉に特有の臭気があるので臭木と呼ばれている。4-5月に花を付け同じ頃に葉が出始める。よく分枝する低木である。この木はミカン科であるが、花の形は、マユミやマサキのようなニシキギ科の花に似ている。雌雄異株で、雌花では、4個の子房があり、4つの種子が集まって実ができ、熟すと弾けて種子が飛び出す。葉の付き方に特徴があり、2枚ずつの葉が対生して付く。
 学名はOrixa japonicaで、ミカン科コクサギ属である。

雄花



雌花


  雌木には実がはじけた後の殻が残っている


葉の表裏



葉は、右に2枚次いで左に2枚、というふうに2枚組で対生する


樹皮と全体像



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