キンシバイ−金糸梅 (1998.6.14、2004.6.4(梅本さん)、2009.6.19)
 Hypericum patulum


 オトギリソウ科オトギリソウ属では、キンシバイ(金糸梅)とビヨウヤナギ(未央柳)が典型品種で、いずれも中国原産である。ビヨウヤナギは花弁に比べて雄蘂が長く、色は黄色であるが、キンシバイは雄蘂よりも花弁がやや大きく、花弁の厚さも厚い。この2つに対して、最近は園芸品種として、より艶やかに見えるものが普及するようになった。
 前回、キンシバイとしてご紹介した、エキスポランドで写した画像は、「ヒペリカム・ヒドコート」と呼ばれる園芸品種であると、梅本さんから注意していただいた。その通りで、本物のキンシバイは、穏やかな感じを持ち、雄蘂の長さと花弁の大きさが余り変わらず、色もビヨウヤナギに近い黄色である。ヒペリカム・ヒドコートは、見た目が艶やかで、花弁が大きい。
 梅本さんから頂いたキンシバイの写真を載せた。私が以前に撮ったキンシバイと名標板にあった写真も下段に載せてある。
 中国中部原産で、学名はHypericum patulum、オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉低木である。

東京薬科大学薬草園で写した写真(2009.6.19)



梅本さんの撮られたキンシバイの写真



以前に写したキンシバイの写真


木々のリストへ戻る