キンモクセイ−金木犀 (1998.10.4、1999.10.11、2002.10.2)
 Osmanthus fragrans var. aurantiacus


 中秋の名月が過ぎ、彼岸に曼珠沙華が咲き終わると、金木犀が恋しくなる。台風一過、待ち遠しかった金木犀がようやく香り始めた。秋たけなわである。
 モクセイ科にはよく知られた、匂いの強い木々が多い。モクセイ属には キンモクセイの他、ギンモクセイ、ヒイラギ、ヒイラギモクセイがある。 イボタノキ属には、イボタノキの他、ネズミモチ、トウネズミモチがある。 ライラックはハシドイ属に、アオダモ、ヤチダモ、シマトネリコはトネリコ属、 レンギョウはレンギョウ属、オリーブはオリーブ属、ヒトツバタゴはヒトツ バタゴ属になる。多くは6ー7月に花を付けるが、モクセイ属は10-11月に 花を咲かせる。
 学名はOsmanthus fragrans var. aurantiacusで、中国原産。。雌雄異株で、花冠は 4裂し、雄花には雄しべ2個と、先のとがった不完全な雌しべが1つある。 日本には雄花しか渡来しておらず、雌花や果実は見られない。10月4日 豊中と京大構内で撮す。





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