昨年、近所を散策していて、実がなっているカポックを見つけた。実がなるからには花が咲くはずだと思って家の方に訪ねると、「6月頃に一杯花が咲きますよ」と言うことであった。カポックに花が咲くとは知らなかった。今年は是非見たいと6月を待っていた。半月ほど前に散歩する機会があり、やや遅めで花弁が無くなっている花が多かったが、ようやく写真に撮ることが出来た。 カポックは、育てやすい観葉植物として、室内にもよくおかれている。植木屋さんでもカポックと呼んでいるが、実はカポックという木は別にあって、この木はシェフレラと呼ぶのが正しい。ヤツデと同じウコギ科の木である。台湾や中国南部が原産地と考えられるが、園芸品種のホンコンシェフレラが最も普及している。 学名はSchefflera arboricolaで、ウコギ科フカノキ属である。台湾・中国南部の原産。 ************************** ちなみに、本物のカポックはキワタ科インドワタノキ属の落葉高木である。綿の木と同じように、木の実の中に繊維が入っており、集めて実用に供される。 |