カナクギノキ−鉄釘の木 (2000.4.22)


 丁度同じ頃に咲くクロモジの花と似た、クスノキ科の花である。
 京都府立植物園の生態園に低木があり、冬の間からゆっくりと芽が膨らんでいくのを 見ていたが、肝心の花の季節を少しのがしてしまった。写真は最盛期の花ではない。
 雌雄異株で、写真のものは雄花であろう。雌株では、花の後赤い実が沢山に付き、 9-10月に赤く熟す。冬の芽や、若葉の出方がなかなか可愛い木である。
 学名はLindera erythrocarpaで、クスノキ科クロモジ属である。erythrocarpaは 「赤い実」の意味である。別名をナツコガともいう。




カナクギノキの赤い実(11月)            カナクギノキの冬芽(12月)


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