セイヨウカマツカ−西洋鎌柄 (2007.4、chiyukiさん)
 Aronia arbutifolia


 chiyukiさんから今年の春に撮ったという木の花の写真を送ってもらった。セイヨウカマツカらしいという話である。写真を見る限り、そのようであるが、詳しい同定は出来ていない。セイヨウカマツカあるいはアメリカカマツカと呼ばれる木は、バラ科Aronia属の木で、花はカマツカ属(Pourthiaea)やサンザシ属(Crataegus)に似ている。
 北米原産で、代表的な3種は、赤い実を付けるAronia arbutifolia(Red chokeberry)、黒い実を付けるAronia melanocarpa(Black chokeberry)、両者の交配種で紫の実を付けるAronia prunifolia(Purple chokeberry)、である。Aronia arbutifoliaは葉の裏や萼筒に毛が多い。
 4-5月に白い花を付け、写真のようにピンクの雄しべが可愛い。秋の実はそれぞれの色に熟し、食用に出来るが、鋭い渋みがあり美味しくはない。chokeberryと言われるゆえんである。鳥もほかに食べる実が無くなってから食べ始める。この木は、実よりも花と秋の紅葉が美しいので、北米では庭木として植えられている。
 学名はAronia arbutifoliaで、バラ科アロニア属の落葉低木で、北米原産である。






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