カキ (1999.5.16、2004.5.15)
 Diospyros kaki


 柿には雌雄異株のものと、同株のものがある。マメガキは雌雄異株である。富有柿や西村早生のようにヤマガキの改良で出来た食用の柿は雌雄同株であるが、富有柿は雌花しか付けず、西村早生は雄花も付ける。雄花を付けない柿に実を成らすためには受粉用に、雄花を付ける木を育てておく必要がある。
 柿の花は5月に咲く。よく見ると、写真のように、雌花と雄花がはっきり解る。一般に雄花は萼がほとんど無く、雌花は萼が大きい。梅雨の頃に青い実が徐々に大きくなるが、受粉しなかった実は次々と落ちて、淘汰されてしまう。残ったものは11月頃に美しく美味しい柿の実として、人々の口に入る。
 学名はDiospyros kakiで、カキノキ科カキノキ属である。

雄花


雌花


手前は花が顔を出す前、右下は蕾


十月、柿の実の収穫も近い


若い幹は比較的滑らかだが、年を経ると凹凸が目立つ


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