エビガライチゴ−海老殻苺 (2000.6、加藤さん)


 加藤さんの実習地である軽井沢からの写真です。これまで「木々の移ろい」の 中には出ていなかった、木苺類です。今回はそのうちの一つを、まずご紹介します。 以下は、加藤さんのお便りです。
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 軽井沢の私の調査地の周辺では、今、キイチゴ属の植物が3種類咲いています。 (駒場にも、クサイチゴがたくさん生えていたのですが、 ご記憶に残っていますでしょうか)。 木苺の仲間は実が楽しみなので 私はとても好きです。

 今回お送りいたしますのは、エビガライチゴ・ナワシロイチゴ・ バライチゴの三種類です。

 エビガライチゴはなんと言ってもたくさんの細いとげが特徴です。 そして葉の裏が真っ白なのも特徴です。花弁は開ききらないまま すぐに落ちてしまいます。
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 6−7月、円錐花序に紅紫色の花を付ける。実は15mm程度の球形で赤く熟し、 食用になる。
 学名はRubus phoenicolasiusで、バラ科キイチゴ属である。葉が白いので、 別名をウラジロイチゴという。



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