軽井沢で実習されている加藤さんからのキイチゴの写真の2つ目は、
ナワシロイチゴです。朝早い霧の中で撮ったような、ミドリの美しさが
印象的です。土手や道ばたに生えてよく見られる苺で、5−6月に
可愛い花を付け、田植えの頃には実が赤くなるのでナワシロイチゴと言われる
のでしょう。別名のサツキイチゴは、花の時期からの命名でしょうか。
最近蝶にも関心を持って居られる加藤さんは次のように書いて居られます。 「ナワシロイチゴは鮮やかな紅色が印象的です。これも花弁は開ききらずに 落ちてしまいます。ハチやチョウが頻繁に訪花していました。花弁が開ききらず おしべを囲んでいることが種子生産に何か寄与していそうな気がするのですが あくまで推測です。」 学名はRubus parvifoliusで、バラ科キイチゴ属である。parvifoliusは、 「小さい(parvi)葉の」という意味。 |