ホウオウボク (2000.4 梅本さん、2003.9.27 長島さん)
 Delonix regia Rafinesque-Schmalts


 梅本さんからの、南西諸島の木々の第5弾はホウオウボクです。
 日比谷公園近くのオフイスにお勤めの長島さんからも、ネムノキのように「眠っているホウオウボク」の写真を送っていただきました。
 以下は、梅本さんの解説です。
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和名:ホウオウボク    (マメ科)
Delonix regia Rafinesque-Schmalts
英名 : Royal Poinciana,Flamboyant,Flam Tree

原産地 : マダガスカル

落葉樹高木で、成長が速く、よく枝分かれして、傘状に広がる。
葉は、長さ60cm以上の2回羽状複葉で、小葉は20〜30対。
直径10cmくらいの美しい橙赤色の花は、枝の先端につく<総状花序>で、
<へら状>の花びらは、5枚のうち1枚は<唇状>となる。
雄しべは10本。1〜9月に咲くが、5〜6月が最盛期。
*果実は長さ30〜50cm、幅4cmくらいのかたいさや状で、細長い種を含む。
*実生でも、挿し木でも、繁殖可。
花の色は紅色、橙色、黄色花など、樹木としては、実に多彩である。
石灰岩土壌を好み、樹形が広がり傘状になるので、ある程度広い場所を要す。
画像は、石垣島で撮影したものです。街路樹として採用されていますが、本土の人
間からは想像もつかない、個性的な姿をしています。これを撮影した時も、あまり
に何気なく立って、其の情熱的な花と、巨大な豆果を垂らしているので、暫く其の姿
に、見入ってしまう程でした。
大阪では確か、咲くやこの花館の温室で、この木を見る事が出来たかと存じます。

今回は、詳細な資料が無かったので、沖縄の友人に全面的にご協力頂きました^^。
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 沖縄のご友人の方、有り難うございました。




夜になって眠っているホウオウボク−長島さん


昼間のホウオウボク−長島さん


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