ウナズキヒメフヨウ−頷き姫芙蓉 (2003.4.18(中島さん)、2004.12(ちゆきさん))
 Malvaviscus arboreus


 サキシマフヨウと同じく、本州にはなくて、沖縄に咲く芙蓉である。中島さんのメールには、「この花は、何時までたっても、これ以上は開花しません。花の蜜を吸って遊ぶ子供もいます。いや大人でも楽しい。甘くて美味しいタバコ?です。」とある。常緑の低木で、沖縄では冬の間が花期になる。本州では、夢の島、新宿御苑、神代、京都府立植物園などの温室で見ることが出来る。
 蕾の時は上を向いていて、徐々にうつむきながら開花するので「頷き」と名付けられたようである。英語名では、花が開かないので、Sleeping hibiscusと呼ばれる。また、Cigaretto hibiscusと呼ばれることもあるが、よく沖縄の子供達がするように、この花の甘い蜜を吸う事をタバコに喩えたのであろうか。
 学名はMalvaviscus arboreusで、アオイ科ヒメフヨウ属である。熱帯アメリカの原産。
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 宮崎に里帰りしたちゆきさんから、ウナヅキヒメフヨウの花の写真を送っていただいた。さすが、宮崎は暖かいところである。(2004.12)





ちゆきさんが宮崎で撮られた花(2004.12)



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