ヒマラヤスギ (2000.2.19)
 Cedrus deodara


 小学校の校庭に、ヒマラヤスギが植わっていた風景が懐かしい。おそらく 始めて身近に見た巨木ではなかったかと思う。小さいときなので、 いっそう木が大きく見えた。
 その名の通り、ヒマラヤ北西部からアフガニスタンにかけての地方が原産地である。 現地では、50mもの高さになる。樹形は円錐形で、枝が下の方までよく張るので なかなかに美しい。樹皮はやや青みがかった灰褐色である。春から夏にかけて、 枝の上に淡青色の球果がいくつものっているのを目にすることが多い。
 ヒマラヤスギの花は10−11月頃に咲き、雄花は穂状、雌花は淡緑色の円錐形で、 やがて球果が一年かけて成長する。
 学名は、Cedrus deodaraでマツ科ヒマラヤスギ属である。




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