12月にはいるとジングルベルが鳴って、クリスマス商戦がはじまる。その音を聞くと、急に師走を思い出して、用事が無くとも忙しく感じてしまう。そのクリスマスに無くてはならない木の実が、ホ−リーの赤い実である。クリスマスケーキには、トゲのある小さな緑の葉と真っ赤な実がよく似合う。 日本のヒイラギは、モクセイ科で、11月に花を開き、翌年の夏に実が熟すが、西洋ヒイラギはモチノキ科であるので、春に花を付け、この季節に赤い実を付ける。西洋ヒイラギと並んで、クリスマスに使われるのは、アメリカヒイラギ(Ilex opaca)で、北米東部の原産である。 西洋ヒイラギの学名は、Ilex aquifoliumでモチノキ科ヒイラギ属である。 |