淡路島で洋ラン展があるというので出かけた松村さんが、海棠(カイドウ)ツバキの写真を送ってくれた。チャノキの花を赤くしたような、雄蘂の豊かなツバキである。ベトナムでは旧正月(テト)をこの花で祝う。良いものは一枝10ドルもするそうである。ベトナム語の「Hi Duong」が日本読みでハイドゥンとなった。 松村さんの便りの一節である。「添付の写真は淡路の温室で見つけたツバキです。ヴェトナム北部原産で、花付きが頂性でなく腋性であるのが特徴と書かれていました。花びらが厚く葉も大きく細長く見え、普通のツバキとはちょっと違うと言う印象です。」 学名はCamellia amplexicaulisで、ツバキ科ツバキ属である。 |