ヘッカニガキ (2000.7.9、梅本さん)
 Sinoadina racemosa


 梅本さんから、とても綺麗なヘッカニガキの写真が届いた。タニワタリノキ、アメリカタニワタリノキなどと並んで、とても対称性の良い幾何学的に美しい花を付ける。以下は梅本さんによる解説である。
*****************************************************
和名 : ヘッカニガキ(辺塚苦木)
別名 : ハニガキ
科名 : アカネ科タニワタリノキ属
学名 : Sinoadina racemosa
分布 : 四国南部、九州南部、沖縄、台湾ほか
「アカネ」と聞けば、蔓性の草本を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、今回ご紹介する「ヘッカニガキ」は、同じ「アカネ科」でも凡そ10mに達し、見事な落葉高木へと成長致します。
 本種の名前である「辺塚」とは、九州は大隈半島の辺塚にて始めて採集された事に由来しています。一属一種の珍しい植物なのですが、其の花も非常にユニークな形をしていますよ。
画像にもある丸〜い「頭状花序」が、此の「ヘッカニガキ」の花です。ひと度見れば、忘れられないような形をしていますよね。(^-^)
  撮影地 : H16.7.9 小石川植物園  梅本浩史
*****************************************************





木々のリストへ戻る