ハクモクレン−冬芽 (2003.1.1)
 Magnolia denudata


 お馴染み、ハクモクレンの冬芽である。柔らかい毛に覆われていることの他にも、色々な特徴がある。
 まず、頂芽は特別に大きく、花芽である。側芽は、多くは小さくて葉芽である。頂芽は、基部に枝から伸びた太い芽柄(がへい)を持っている。また、レンギョウやイタヤカエデの冬芽が対生で2つずつついになっていたのに対して、ハクモクレンでは互い違いに互生している。互生の仕方も、2列に並ぶものと螺旋状に並ぶものがありが、ハクモクレンは螺旋状である。
 ともあれ、暖かい毛に覆われた花芽はゆっくりと大きくなり、春3−4月に見事な花を開く。
 学名はMagnolia denudataで、モクレン科モクレン属である。

側芽の下には三日月形の葉痕が見える




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