ゴゼンタチバナ−御前橘 (2000.8、梅本さん)
 Chamaepericlymenum canadense


 梅本さんが、本白根山で撮ったゴゼンタチバナの花の写真を送って下さいました。 昔、白山御前でみたこの花を懐かしく思い出しました。白山は花の宝庫で、 白山の名を冠した高山植物は10指に余ります。 ハクサンイチゲ、ハクサンシャクナゲ、ハクサンアザミ、ハクサンオオバコ、 ハクサンフウロ、..。以下は梅本さんの解説です。
***************************************************************
和名 : ゴゼンタチバナ
学名 : Chamaepericlymenum canadense
科名 : ミズキ科
分布 :北海道、本州(東北〜中部地方)、四国。北米、朝鮮、サハリンなど

群馬県、本白根山の山道を歩くと、其の道の側面には、「ゴゼンタチバナ」 の群生する場所があります。とても可愛く咲いているものだから、 立ち止って撮影している人も多い。 この画像は、なるべく植物達や他の登山客の邪魔にならない様に、 ささっと慌てて撮影したものです。

本種は、漢字で「御前橘」と書きますが、御前とは、石川県白山の最高峰の事を指す。 亜高山帯針葉樹林の林床に自生します。4枚の花弁に見えるものは、 実は総ホウ(葉が変化したもの)で、中央に小花が集まって出来ています。 画像の様に、葉が4枚以下のものは株が未成熟なので花を付けていません。
******************************************************************



木々のリストへ戻る