ゴマギ−胡麻木 (2003.4.26)
 Viburnum sieboldii


 3年越しのゴマギである。理学部植物園の入口に一本だけ植えられているのだが、狙いを付けていても、いつも花の時期を逃がしてきた。今年は、まだ花には早いだろうと思う時期に行ってみたら、案の定、もう盛りを過ぎていた。どうも、この木の花は、アットいう間に蕾が開くようだ。
 スイカズラ科の花は、ラッパ状のものと、ガマズミのように密集して小さな花を咲かせるものと2種類がある。ゴマギはどちらかというと後者である。高さ5mほどの落葉小高木で、葉脈が美しい。4−5月に淡黄色−白色の花を密集して付ける。核果は9月頃に赤くなり、ガマズミなどと同じく、美しく木々を彩る。枝や葉をこすると胡麻のような香りがすることから胡麻木と呼ばれる。
 学名はViburnum sieboldiiで、スイカズラ科ガマズミ属。関東地方以西に分布する。






木々のリストへ戻る