ギンヨウシャリントウ (2002.6.7)
 Cotoneaster pannosus


 久しぶりに農学部植物園を覗いたが、新しい花は見つからなかった。あきらめて、出口へと足を急がしたトタンに、新しい花が目に入った。目立たないが、小型のサンザシのような灌木である。葉は30mm、花は10mm程度で写真の感じより小さい。
 学名にコトネアスターとあるので、日本で言う「ベニシタン」と同種で、サンザシとも近いバラ科の渡来品種である。原産地は中国の雲南省とされる。
 葉は毛深く、枝が湾曲するのが特徴である。表から見た葉には鮮やかな緑に白い縁取りが見えて、綺麗である。
 学名はCotoneaster pannosusで、バラ科シャリントウ属である。pannosusはwoollyの意味で、毛深い葉の特徴を言うのであろう。





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