ゲンペイクサギ−源平臭木 (2001.7.8)
 Clerodendrum thomsoniae


 白い萼と赤い花冠の対比が美しいので、鉢植えにしてよく売られている。 明治中期に渡来した西アフリカ原産の常緑蔓性の木である。
 野生のものは5−7月に花を付ける。クサギと同様に4本の雄しべと1本の雌しべが長く突き出るが、写真のように、雄しべと雌しべの最盛期には時間差をつけて、同じ花同士で受粉が出来ないようになっている。雄しべの花粉は紫でこれも美しい。また、球形の果実は紫緑色である。
 学名はClerodendrum thomsoniaeで、クマツヅラ科クサギ属である。別名をゲンペイカズラという。


まず雄しべが花粉を出し(右端)、雄しべが枯れると雌しべが伸びる。(左端)
同じ花同士で受粉するのを巧妙に防いでいる。





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