市大植物園の温室前花壇には、亜熱帯の木々が花を咲かせている。これらの花は、温室で育てたものを、夏に外に移すのだそうである。おかげで、伸び伸びと育った亜熱帯の植物を観賞する事が出来る。 その中に、「フウリンブッソウゲ」の花があった。ハイビスカスと同じような形であるが、長い花柄を持っていて、まるで風鈴のように垂れて風に揺れる。花弁が細かく分かれて反り返ったものが主流だが、色々な品種がある。種子は出来ない。これらは、京都植物園の温室でも見ることが出来る。 学名はHibiscus schizopetalusで、アオイ科フヨウ属である。原産地は東アフリカのザンジバル島。 |