エゾノコリンゴ−蝦夷の小林檎 (2000.6、加藤さん)


 加藤さんが実習地の北海道で撮られた写真である。「ズミ」の花が林檎の花に似て 実が小さいことから、コリンゴとも言うが、北海道ではこの「エゾノコリンゴ」が 主として分布しており、青森以南のコリンゴ(ズミ)と棲み分けている。ズミも どちらかというと寒冷地がよく、四国九州では見られない。ズミでは葉が3裂する ことがあるが、エゾノコリンゴでは分かれない。
 6月頃に白い花を付ける落葉の小高木で、秋には1cm足らずの赤い実を沢山付ける。 盆栽などに作られるヒメリンゴはエゾノコリンゴの雑種である。
 学名はMalus baccata var. mandshuricaで、バラ科リンゴ属である。別名を ヒロハオオズミという。




アオハナムグリが体を黄色くしながら花粉を(蜜を?)食べている


木々のリストへ戻る