いま、エンジュが花の盛りである。京都銀閣寺の北の疎水沿いや御蔭通りの北白川よりの街路樹から、白い花が道一面にこぼれている。(8/1) ハリエンジュに比べると背は高いが、花は小さい。香りもハリエンジュのような甘みはなく、虫も多くは来ないようである。花期が7−8月で、木一面に白〜淡黄色の花がつく。遠くから見ると、トウネズミモチの花と見まがうが、もちろん近寄ってみると木の幹や葉そして花の様子も違う。 中国名を「槐」といい、中国原産で漢方によく用いられるが、学名にはjaponicaとついている。 学名はSophora japonicaで、マメ科クララ属である。京大理学部1号館の中庭で写す。遠くに大文字山が望まれる。 ***************************************************************** 橋口さんからの季節のお便りで、エンジュの実の写真が届いた(2008.10.5)。下段の2つがその写真である。マメ科であることが納得される実の形である。 |