シダレエンジュ−枝垂槐 (1999.9.12)
 Sophora japonica f. pendula


 大阪市立大学植物園に遅咲きのシダレエンジュが残っていた。京都植物園の 大芝生地の入り口にも数本のシダレエンジュがあり、ねらっていたが、 花を逃がしてしまった。7−8月が通常の花期である。
 マメ科に特有の花が付いている。虫が止まると、花弁が開いて 窮屈な隙間を作る。ここに入る際に虫が花粉まみれになるように工夫している。 エニシダなども同様である。
 エンジュとほとんど同じであるが、枝が枝垂れるので、庭木として珍重される。 しだれ桜、しだれ桃、しだれ柳、そして、しだれ栗もある。中国名を 竜爪樹といい、重宝される。
 学名はSophora japonica f. pendulaで、マメ科クララ属である。




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