沖縄の県花である。3−5月に燃え立つような赤い花をびっしりと付ける落葉喬木で、高さは15mに達する。沖縄が自生の北限であるが、いかにも南の花という感じである。沖縄の各地で街路樹・公園樹として植えられている。 花はマメ科特有の蝶型で6cm程度であるが、総状花序をなしており30cm以上の房になっている。花の後は、20cm近い豆果を下垂させる。幹には鋭い棘があるが、琉球漆器の材料に用いられる。 学名はErythrina variegata var. orientalisで、マメ科デイゴ属である。インド−東南アジアが原産。沖縄本島ではディーグといい、石垣島ではズグと呼ばれる。 |