京都植物園でダンコウバイが咲き始めた。探していて見つからなかった木である。
生態園の西の端に2本あり、小さい方の一本がまばらに花を付けている。 雌雄異株で、各々に雌花・雄花が咲く。花期は3−4月で、木の大きさや形は アブラチャンに似ているが、花柄が無いので見分けられる。若葉の形や、秋の紅葉も 美しい。7-8mmの赤い果実は10月には黒く熟す。 学名はLindera obtusilobaで、クスノキ科クロモジ属の落葉中高木である。関東・新潟以西に分布する。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今年のダンコウバイは、筑波にある国立実験植物園で見た。園内には 大小数本のダンコウバイがあり、満開であった。国立実験植物園は、筑波センターの 北1km程のところにある大きな植物園で、非常に沢山の木々や草花が集められている。 丁度カタクリの花も可憐に咲いていた。(2000.3) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 梅本さんから、秋のダンコウバイの実の写真が届きました。10月には沢山の実が 黒く熟しているのが見られます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− |